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御在所岳2

さて、腹も膨れたし降りるとするか、と下山を考えていると気になる看板が。

「一の谷新道(中級者以上)

むっ、これは知らない道だ。こんなのあったっけ?

タブレットで調べてみると登り始めた中道の入り口付近に出る道らしい。
距離は下山予定の裏道より遥かに短い。

そしてなにより気になるのが「中級者以上」という説明。
果たして自分は初心者あろうか?
恵那山も富士山も複数回登った。
初心者というには経験積んでいるだろう。
だが中級者かと言われると???である。
何が基準で初心者、中級者、上級者が分かれるのか分からない。
きっとテント持ってアルプスを縦走するような人は上級者なんだろうけど、、、。

無難な裏道から帰るか、新道に挑戦してみるか?

、、、よし、新道だ!

こうして新道から降りることを決定する。その先に何が待っているかも知らず、、、。

とりあえず元気いっぱい、新道を降りていく。
道は細くて悪く、正直言って女子供ではキツイんじゃないかというような状況。
自分ですら時折滑ったりしながらこわごわ降りていく。
なるほど、これは確かに中級者だ。自分ひとりならともかく、誰かと一緒だったら不安があっただろう。
なお、自分の他にこのルートを行っている人は一人もいなかった。

トロトロとしながらも確実に降りていくのだが、、、。
降り始めて30分ほど経った頃。





ん?





んん??






んんん???






な、なんかおかしい。

道がない気がする。

道が途切れている、、、というよりは全然おかしなところを降りている気がする。

下に降りていることは間違いないからこのまま降り続けてみるか?
横移動すれば本来の道に出るか?
素直に戻って別の道から帰るかロープウェイに乗るか?

時間はまだ14時。余裕はある。
だがどうするのがいいのか決めかねる。

山の鉄則は「迷ったら戻れ」である。
だがそこまで高くない山。降りていけば必ず降りられるはず。
横移動すれば必ず道に戻れるはずだが、初めての山なので正規ルートに戻ったのかどうかを判断できる自信がない。

脳裏によぎる「遭難」という文字。

自分もあのブロガーのようになってしまい、世間からの嘲笑を浴びることになるのか?
幸い携帯は使えるようなので死ぬことはないだろう。

上、下、横、3つの選択肢を迫られたものの、ここは文明の利器に頼ってみることに。

「YAMAP」

登山者愛用のアプリ。
山の地図をダウンロードするとGPS機能により自分の登山ルートや現在位置を閲覧可能になるスグレモノ。

実はこのアプリを前日ダウンロードし、登山前に起動しておいたのだ。

このソフトで現在地を確認してみると、現在は一の谷新道から若干右に外れた位置にいるようだ。

ついでにもう1つのソフト。

「ポケモンGO」

ご存知ポケモンを捕まえる位置情報取得型ゲーム。

基本的に道路でない道は表示されないポケモンGOだが、この初心者ではとても登れないような険しい一の谷新道、何故か「道」として表示されるのだ。
うちの前の道路は表示されないくせにっ!

1901053

ポケモンGoの地図。こちらでもどうやら若干右にずれている、というより左に折れ曲がっている道に気づかず、そのまま直進しているようだ。

とりあえず横(左)に行けば本来のルートに戻られるらしい。
とはいえGPSだって誤差はあるため、それを鵜呑みにするのも危険である。
また左に行ったとして、途中からルートを勘違いしてしまうような細い道、それに気づかず通り過ぎてしまう可能性もある。

ルートから外れてしまっているためまともな道がない状態だが、木々をかき分けとりあえず左に向かって歩くことに。
途中何度も2つのソフトを起動して行き過ぎていないか、ずれていないかを確認。


道中、滑って転んだところに枯れて尖った木の枝があり、それが太ももの裏に直撃。
あっ、これちょっとやばいかも。

幸い厚手のジーンズを履いていたため木の枝が貫通することはなかった。
だがこの痛み、確実に怪我したな、と。

実はそこそこ出血していたのですがこのときは痛みを殆ど感じず、歩くことに支障はなさそうなのでビクビクしながらさらに左に行くこと数分、、、。


ん?


ここ、道じゃね?



無事本来のルートを発見、このルートから下山を継続することに。

またルートを外れると洒落にならないので周りをよく確認しながら下山を継続。
ロープだ!人工物に出会えたのがなんとも嬉しい。

その後は迷うことなくどんどん下山していく。

1901051

道の真中にそそり立つ岩。

その外観は紛れもないチ○コ。

なっ、なんすか、この卑猥な独特な岩は?!

横に小さな看板がある。

「松茸岩」

ほー、ほー、松茸岩ね、ほーほー。

いやー、どっから見てもチ○コ岩だなぁ。
マップでゴールが近いことを把握しているので精神的にかなり余裕が。

更に降りること10分少々、人工の建物が見えてくる。
ここまで来れば心配することはなにもない。
さらに降りると道路に出る。
道路の左を見ると、最初に登った中登山口がすぐ近くに見えた。

つ、着いた、、、。

結局遭難することはなく無事戻ってこれたのでした。

でも鈴鹿の山を甘く見ちゃいかんな。

自戒を込めつつ、また来たいなと思いながら車に戻ってみると30台ぐらいあった車は既に3台ほどに。
やっぱり自分の時間帯だと遅いのね、と御在所岳を後にする。

さて、これで目的は果たしたわけだが、、、すっ転んだりてんやわんやしたため、出来ればさっぱりしたい!

ここは「湯の花温泉」、温泉だらけだ。どこかに入っていこう!

とはいえ入浴だけ出来るところがあるのか分からない。
こういうときはネットで、と調べてみると近くに「アクアイグニス」という総合施設があるらしい。
とりあえずそこなら入浴だけでもOKなようだ。

ヤマノススメで下山したメンバーが温泉を見つけて直行した意味が今なら分かる。
俺も温泉入りたいっ!


ということで車で5分ほどのアクアイグニスへ。

ここはいちご摘み、食事、宿泊なども出来る総合施設で観光バスなども来ておりそこそこ人気のある施設のようだ。

https://aquaignis.jp

一応着替えを持ってきていたのでそれを持って入浴施設へ。

まだ16時だというのに入浴客はそこそこいる。

ゆったり温泉に浸かってのんびりする。
ああ、体の芯から温まる。
露天風呂などもあるためせっかくだからといろんな風呂に入ってみたりしつつ、念入りに体を洗ってさっぱり。

「湯あたりするから5分以上入るな」というような注意書きがあり、何を言ってるんだ?と思いながら入ったのだが、確かに5分ぐらい入っていると一度湯から出たくなる程度には温まる。温泉の効能なのか、体力的な疲れのためかは分からないが無理せず何度も出たり入ったりしながらくつろぐ。

なんだかんだで30分ぐらいかけて出た後、無料で利用できる休憩ルームへ。

温泉から出たと思われる30人ぐらいの人が思い思いにゴロゴロしており、つい思ってしまった言葉は「ダメ人間製造所」。
そんなことを思いながらも自分も転がってみると眠気がやってくる。
いかんいかん、休憩所の魔力に取り込まれるっ!と早めに建物を出ることに。

さぁ、後は帰るだけだ。でもせっかく三重に来たんだから。

菰野町から四日市に出て右に曲がり鈴鹿へ。
実は鈴鹿に2人知り合いがいるため、せっかくなのでその1人に会うことに。

なんだかんだで最後に会ってから2年ぐらい会ってない大学の先輩の家を訪れ、一緒に召しに行くことに。

何がいいのか分からないため餅は餅屋、と先輩に聞いてみると、近所に新しく出来た味噌ラーメン屋がよさそうなのでそこに行こう、と。

1901042

そんなわけで一番人気の「北海道味噌ラーメン」。
巨大なバターの塊が無駄にカロリー高そうです!

本格的でいい感じだったけど、、、私は味噌ラーメンはあまり好きではなかったことを食べながら思い出しましたw

久々の再会で盛り上がりつつもまだ帰りがあるため1時間ほどでお別れ。
高速使うかな、と思いつつもナビの計算だと40分早く到着するために3000円と出たため、高速代をケチって下道で帰ることに。
なんだかんだで昔はよく通っていた道なので迷うこともなく無事帰宅。

こうして初の御在所岳登山は無事終了したのでした。

とりあえず、、、遭難しなくて本当に良かった。GPS付きタブレット様様です。
そしてありがとうYAMAP!

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コメント

遭難しなくて良かったですねぇ。
道迷いに気付いた時、凄く心細くなりませんでしたか?
アプリ入れていたから良かったものの、強引にそこから下山していたらヤバかったかも……。
やっぱり道迷いした場合は来た道を先ず戻るですよ。(^^;)

僕が恵那山の黒井沢登山道で、途中道を間違えて廃道になった部分 (日本百名山の深田久弥の歩いた旧道) に迷い込んでしまい、目の前の道が消えた時はとても心細くなりました。
GPSはないし、携帯は圏外だし、地図とコンパスだけでしたから。

投稿: 放浪の旅人 | 2019年1月12日 (土) 09時54分

寒中見舞い申し上げます。
こういう場所をお借りして挨拶も何ですが、昨年はお世話になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

記事興味深く拝見しました。
同じ日自分は京都へ早駆けの後、ちょうど登山されている時間あたりに岐阜へ帰路の途中でした。
垂井町あたりから御嶽山が見えたので、今日は結構空気が澄んでいると思ったのですが、その程度では富士山までは見えないようですねえ。ちょっと残念でした。

登山きっかけのテレビもたまたま見ていました。超常現象の番組ですね?落ちそうで落ちない岩、あれは宇宙人の仕業であれ自然現象であれ、珍しくてすごいものだと思います。自分も目にしてみたいものです。

投稿: さきむら左近 | 2019年1月13日 (日) 01時53分

放浪の旅人さん
遭難しかけたときは心細いのもそうですが、「救助呼んだらネタにされる」という意識のほうが強かったです。
道を外れたことに気づくのが早かったので修正も容易でしたが、気づかずに進んでいたらと思うとゾッとします。
屏風山みたいに案内のリボンがあればいいんですが、そういうのは1つもなかったですし。
今回は携帯が繋がることも確認できましたし、GPSで位置情報も分かる安心感がありましたが、そういうのがない時代、状況では確かに恐ろしいでしょうね。
屏風山ですら何度か迷ったこともありますし、いい教訓になりました。

さきむら左近さん
こちらこそ昨年はお世話になりました。またイベント等でお会いしたり飯でも食いに行ければ。
こちらも朝起きたときは文句のない快晴だったので行くことを決意したのですが、御在所の景観は残念ながら、、、でした。それでも名古屋市街や伊勢湾まで見えて、景観は非常に良かったです。
御在所でも屏風山でも富士山でも、山に一緒に登ってくれる方は常時募集中です。
気が向いたら声をかけていただければお供させていただきます。
やってみるまでは「そんなアホなことなんでするんだろう?」ぐらいのつもりで見ていたのですが、今じゃすっかりその魅力に取り憑かれています。
何事もやって体験してみないとわからないものです。

投稿: D.E | 2019年1月14日 (月) 23時41分

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